白肌の雑記帳

雑に記録していきたい

少女終末旅行

 アニメ視聴済み。
 原作漫画の方も最後まで読みました。
 いやはや素晴らしい終末感、そして死生観。アニメ化された話も良いのですが、アニメ化されなかったラスト2巻が特に秀逸でした。


 原作者の伝えようとした、生に対する一つの結論が、心地よく、虚しく、無力で尊い。美しい話でした。
 何を言ってもネタバレになっちゃうくらい繊細な話なので多くは語りませんが、終末に向かっていく人々の在り方への回答、もしくは収束する姿として、とても納得できる話だったと思います。アニメも大好きで、むしろアニメから入ったクチですが、原作も最高でした。


 こういう死生観を追求した作品っていつも俺の心を掴むんだよね。
 まあそれだけ、生と死という概念への興味が尽きないんだろうな。その探求もまた人の生。
 年末、特に平成も終わりを迎えようとする今読む分には、我ながらなかなか良いチョイスだったと思います。超オススメ作品。